| 本人解説 |
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| 『 ALICE T』 |
「 ALICE T」ねえ。 11 曲入り・・・。普通アルバムって 10 曲入りが多いと思うんだけどファーストアルバムだから張り切ってたんだね。 当たり前だけどボク自身はこのアルバムが初めてのレコーディングだったわけで、右も左もわからずに溜池にある東芝の 1st に連れていかれてね。そう、あのフォーククレセイダースのおかげで出来たと言われているあの 1st 。ミキシングは野地さんってうまい人で、ディレクターは羽柴さん。こんないいスタジオに、スタッフも何人もいて、「プロってすげえなぁ!!!」って思いましたね。 ちなみに初めて飛行機乗ったのもこのレコーディングの時でしたね。
1 曲目の「アリスの飛行船」っていうのは、元々ボクらのファンクラブの名前だったんで、そんな曲も作ったほうがいいだろうってことで作った曲で。 2 曲目の「冬が終って」はキーが合わなくて、チンペイさんが歌うことになったんだよ。 4 曲目の「羊飼いの詩」っていうのは便利な唄でねえ。みんなで歌える歌なんで、困るとすぐこの曲やっていましたね。(笑) 8 曲目の「ティータイム」はチンペイさんが「日常の何気ない会話も入れてみよう」なんて言い出してね。やっぱりチンペイさんはアイデアマンだね。
このアルバムはフォークギターはもちろんだけど、エレキギターも全部自分たちでダビング(音を重ねる作業)してるし、ものすごく楽しかったなぁ。 この時代はようやく録音機材もトラックも8チャンネルから 16 チャンネルに増えて、「うわー!こんなにたくさん入れられるんだぁ」って感動した時代だったね。 今じゃ 16 チャンネルしかないなんて信じられないだろうけど。でも、その昔は2チャンネルだったから、バンドで“せーのっ!!”ってしかなかったんだから 16 チャンネルは夢のような出来事だったんだよ。
タイトルの「T」っていうのは、シカゴに影響されたんじゃなかったかな。その後も考えたらいちいちタイトル考えなくていいしってことで。 ジャケットのデザインも羽根ペン1本っていうシンプルなデザインでいいですね。
1枚目ってやはり、みんなの意欲が見えて初々しいですね。夢がいっぱい、希望がいっぱいって感じ。 今ならもうちょっと、いい作り方ができたのになぁなんて思っちゃうけど。(笑) |